5月13日 あつい

今日は副業先でミーティングがあるとかで、朝9:00出社を果たした。本職のほうにそんなに早く出社できたことがあっただろうか…入社してから1か月くらいはあったか。やろうと思えば意外にできちゃうもんだな…。

本職が出社0日で、副業にほぼ週5で出社。今日から完全ダブルワーク…むしろシングルワークでダブル収入なので、正直いって助かる。いつもより50パーセントくらいヌルい仕事(正社員ではないからね)をしつつ友達と楽しく喋るだけでガッツリお金が入るわけで…そりゃもう嬉しい!嬉しい!ボーナス0円になってもむしろ豊かに暮らせちゃいそう!…と思っていたんだけど、いよいよ本業がヤバいらしくてわらっちゃうね。ボーナス0円&基本給カットになったらさすがにトントンと思う。困ったな。

スピリチュアルな話になっちゃうけど、小学生のころ、占い師に「死ぬまでお金に困らないけど一生お金持ちにはならない」って言われたんだよね。それはおおむね当たってると思う。

高校生の時はモデル、大学1年生のときは塾で、今の手取りくらいはガンガンに稼いでたのに、結局贅沢できたことはない。まあ全部貯蓄に回すからなんだけど、まとまったお金ができたな、と思うと突然必要経費が発生してガンと減ってしまうの。なぜ。逆に、鬱でバイトできなくなって貯金0円になった時でもお金に困ったことはない。私が大学に入るときも、入学費用が全額消えて(マジで『消えた』ので、パパはママのせいにしているしママはパパのせいにしている。ダークホースとして『空き巣』まであがっているんだけど真相は知らん!)終わりになっていたら母が金持ちと再婚したので無事入学を果たした。

でも、これでメチャクチャ金持ちになれる~!と思った矢先、義父が警察に捕まって失職、退職金もパァ。これはもう宿命でしょ。それでも「人には迷惑かけてない罪だし、別にいっか!」とテキトーに許して、いまだに私と母はまあまあハッピーに暮らしている。(ちなみに祖母が死んで葬式費用もろもろが無理!になる頃には、義父は人並みの職に就いており、母は悠々と大学院に通うことができている。これもまた宿命だな)

…そんなわけだから、別に自分の行く末については言うほど心配はしてなかったし、してないけど、仕事があることはうれしい。

それに、今の副業はけっこう好きだ。友達がいるのも経費で趣味ができるのも、もちろん金銭的にもうれしいけど、一番うれしいのは『必要とされている感じ』だなあと思う。最初は大勢いるライターの中のひとりでしかなくて、毎回コンペみたいに他のライターと競い合わなきゃいけない環境で、それがすごい不安だった。私は私の力を過信するところがあるけど、本当はそんなに自信ないから、人と比べられる=自分の無能がばれる!という感じがしてどきどきしちゃう。だから最初、本当はすごい嫌だった。友達と働ける!というのがものすごく魅力的だったから受けたけど、正直お金がいいだけなら受けなかった。

でも、社長や友達のはからいもあって今の雇用形態になった。私は自分がおもしろいと思うものを思うさま書いて、私が気に入ったままの形で世に出せばいい。社長や友達が毎回あれこれ褒めてくれるのも嬉しいし、まさに私のための温室だ!とまで思う。

昔、教授に「どんな仕事がしたいの」と聞かれたことがある。当時の私は就職活動に行き詰っていて、教授に「なんか仕事をください。定職につけなかったら担当教授のせいですからね」と迫ったのだった。何度考えても普通にいいがかりなんだけど…私はその質問に対して「好きなこと書いて生活したい」と答えた。それで教授が言われたのが「君はやっぱり作家になるしかないよ。それも物凄く力のある、売れっ子作家になるしかない」だった。

その時は、ふーん、だよね、って思ったけど、今はちっちゃい(よく言えば)広告会社でなんとなくその希望が叶いつつある。修正は入るけど、全然問題ないレベル。私はまだ売れっ子作家になれていないけど、中くらいの自己実現というにはあまりあるくらい、楽しいし、嬉しいな、って思う。

人生ずっとジェットコースターみたいで、今が上なのか下なのかは過ぎてみるまでわかんないけど、今の私はちょっといい感じ。今日はそんな1日だった。支離滅裂やな。